全国さくらんぼ普及会は日本全国でのサクランボ栽培(鉢植え・地植え)を応援しています

よくある質問


さくらんぼについて

さくらんぼの実が小さな時期に(赤くなるまえに)ポロポロ落ちるのはどうしてでしょうか?

生理落果です。北国でも樹勢が強いと落ちやすく、暖かい地方では樹勢が強くても弱くても落ちてしまい収穫出来るのはまれでしょう。(暖地桜桃は別種ですが樹勢が強いと落ちます。)

樹だけ大きくなり花が咲きません。花を咲かせるにはどんな管理をするといいですか。

樹勢が強過ぎると花芽が付きません。
「肥沃過ぎる土地、肥料のやり過ぎ、冬の過剰剪定」等が考えられます。

上を向いた枝は樹勢が強く花芽は付きにくいので、誘引して頂部優勢の分散が必要になります。

樹勢の判断は、新梢が30センチ以上伸びると花芽は付きにくく徒長枝には花芽は付きません。

「さくらんぼは切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言いますが、実らないのに大木になり過ぎたので低く切ろうと思います。切る時期はいつ頃が良いでしょうか。

サクランボは切り口が腐りやすく、切ると枯れることがあります。

切る時期は春先の萌芽前に切るとよいでしょう。
サクランボには、皮の部分が成長して切り口を覆い、腐るのを自身が保護する性質があります(カルスの形成と呼びます)。
切り口は少し傾斜に切り、水が流れるようにすると乾きが早く、腐敗菌の繁殖を抑えます。
秋口に切ると、冬の寒さのために皮の部分が枯れ込み、カルスの形成を阻害しますので、春に再度皮が生きている部分まで切り戻します。
なお、切り口には癒合剤を塗ります。

矮化台木、コルト台木と普通の台木はどう違うのですか。

サクランボは挿し木では根が出ないので、一般には挿し木で増えるアオバザクラの台木に接ぎ木して増やします。アオバザクラを台木にした苗を青葉台木と言います。

コルト台木とは、(株)天香園がパテントを持っている台木で、根の張りが非常に良く早く樹形ができ、丈夫で品質の良い果実が出来ます。
鉢植えの場合や成長抑制技術がある場合はお薦めですが、地植えすると樹勢が付きすぎ抑制が出来なくなる場合もあります。

矮化台木とは、アオバサクラより大木にならない性質の木に接ぎ木して小樹形することをねらった苗です。色々な台木があるようです。ただ、仕立て方を工夫することによる矮化効果の方が遙かに大きく、自由に樹高は抑制出来ます。

さくらんぼは2品種を植えないと実は付かないと聞いたのですが、本当ですか。

こちらのさくらんぼの豆知識をご覧下さい

授粉はどのように行えばよいですか?

サクランボは昆虫によって受粉しますが、より確実に授粉させるために人手による人工授粉を行います。自家用に2~3本位でしたら、耳かきの毛の方を使い、他品種の花と交互に撫でて交配させます。小さめで下向きに咲いた花は受精しにくい傾向にあるので、下を向いた花を摘み取り、直接花同士を互いに交配させるのが確実です。

品種によってさくらんぼの花の咲く時期がズレてしまいます。咲く時期を調整するにはどうすればよいですか?

さくらんぼは2つの品種をお互いに交配させなければなりません。
もし片方の花が早く咲くようでしたら、遅い方のサクランボを早めなければ交配させることが出来ません。
方法は鉢植えの場合でしたら、春先に遅い品種は暖かい場所に早い品種は寒い場所に置いて蕾の生長を観察して咲く時期を調整します。または、木の一部をビニールで覆って、早く咲かせる方法もあります。

よくある間違い

佐藤錦が実りましたが、実が1cm位しかありません。大きな実にするにはどんな肥料を与えればよいですか?

ときどき、「実った」「実を大きく育てたい」という方から質問をいただきます。
しかし、これまでの経験から考えると、実ったとおっしゃる方のほとんどは、別種の暖地桜桃であることが多いようです。
そのため、このような方にはまず次の質問をすることにしています。

開花は桜のソメイヨシノより早いですか遅いですか・・・・・早いと暖地桜桃

品種は何ですかと尋ねると、佐藤錦と答える人が多く、「ラベルが付いていた」「名の通った販売店で買った」「山形で買ってきた」等の事です。
事実、私も大型チェーン店のホームセンターで暖地桜桃に佐藤錦のラベルを付けて販売しているのを発見しました。問いただすと佐藤錦と注文して届いたので販売しているとの事。販売に携わる人も見分けが付かないようで、詐欺に遭い又知らずに詐欺を行っているようです。

暖地桜桃は市販のサクランボとは種類が違い、残念ながら市販の様には大きくなりません。 味もいまいちです