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植物から教わる植物生理

○新しい思考の原点

 私は特殊な肥料を全国で売る仕事を1975年頃より5年間携わり、多くの農家の方々から教えていただいた様々な体験談・経験談を基に、自分なりに分析し植物生理について独自の植物観を培ってきました。

病気について

 茨城県岩井市のレタス農家の親子の会話を耳にした一言が始まりでした。「苗に病気が来たので早く定植しよう」???。 レタス苗は卵パック程度の限定された少量の土で育てますが、苗が育つ段階で栄養不足になると罹患するが、定植して畑の肥料分を吸収始めると病気は停止する事を体験からご存じだったのです。  

害虫について

 静岡県浜松市近隣あたりだったと記憶しています。砂地でビニール被覆の早だしの人参を栽培している農家の方から、人参にアブラムシが発生しているのでビニールを剥いで作物に雨を当てると、アブラムシはいなくなる事を教えていただ事が原点です。
 方々の地方でも、里芋や色々な作物を作っていらっしゃる沢山の農家の方から、雨が降るとアブラムシやハダニがいなくなる事が有る、との体験話をうかがいました。
 また、マスクメロンの栽培は、直接地面より養水分の吸収を遮断する目的で地上に網を張り、限定量の土で養水分の管理しながら栽培します。収穫の時期が近づくと、果実の糖度を上げるために、水を控え気味に管理します。するとたちまちハダニが発生すると、メロン農家の方から教えていただきました。
  干ばつになると何故ハダニ、アブラムシが発生し、雨が降るとで居なくなる場合があるのか?農家の方は雨で流れたと表現されるが、同じ農薬を3回続けると耐性が付くと言われる程強いハダニやアブラムシが雨で死ぬ事はありません。

○動物と植物の共通点

 動物に置き換えて考えると理解出来る場合が多くあります。
1)動物と同じように菌が居るから罹患するのではなく菌に負けると発病する。
2)動物と同じように栄養失調になると菌に対する抵抗力が弱り発病しやすい。
3)動物と同じように必要な時期に必要な養分量が不足すると発病する。
4)動物と同じように妊娠期と実の肥大期は養分要求量が多くなり不足すると発病しやすい。
5)動物と同じように水が無いと餌や肥料は有っても養分吸収が出来ない。
  

○動物も植物も同じ生物

 どちらも子孫を残す事のみが唯一無二の生存理由であり、動物に置き換えて考えると見えて来る部分が多くあります。
▼動物も植物も常に水と養分を取り続ける事でのみで生命を維持し、子孫を残すことが出来る。
▼動物の妊娠は植物の受精であり、出産は種子の結実であり収穫です。 
▼動物も植物も子孫を残すには多くの水と養分が継続して必要で、不足すると弱り病気に罹患する。
▼動物も水無しては餌は食えない、植物も干ばつで水不足になると土の中に肥料分はあっても必要量吸収できない。
▼動物は養分不足になると当然痩せる。植物も不足すると生長点は細り、鈍り、成長が止まる。

○動物にも植物にも免疫力がある

 空気中や土中には多種多様な病原菌が存在します。日本人は除菌々々と言って殺菌していますが、免疫力の低下を招くと危惧されています。必要養分を摂取し健康な状態では簡単には病気には罹りませんが、過重労働して栄養不足が重なったら病気になります。
 植物の場合も、必要養分を摂取し健康な状態で有れば病害虫に対する抵抗力が強くなります。しかし、干ばつで水不足の状況下では、天候は良いので活発に働き光合成で糖分、デンプン等を作ります。土中に肥料は有っても必要養分を吸収出来ません。植物は否応なく、働き過ぎと栄養不足を招き病害虫のまん延は必然の結果です。

○動物と植物の最大の違い

 最大の違いは移動できるか否かで有り、過酷な条件下では養分吸収が少ないので、体を小さくする事で少量で早く子孫を残そうと生き伸びる。反面、肥沃な土地や多肥な環境下では、早く体を大きくして多くの子孫を残そうと過剰に養分吸収を続ける。植物は動物と違い満腹する事がなく、与えると過剰吸収するので適期に適量与える判断が難しい。

○病葉やハダニを健全な葉に付けても罹患しない

1)定植し活着した葉に、罹患した余ったトマトの苗の葉と汁を付けても罹患しない。
▼菌が居ると罹患するのでは無く、負けるから罹患します。
2)発生した葉とハダニを、樹勢が強い未発生の葉に付けたが繁殖しない。
▼干ばつだから発生するのでは無く、糖分、デンプンが多い良い餌だから発生します。

○動物も植物も養分の過不足で病気に罹る

 過剰にチッソを吸収すると過繁茂で軟弱に育ち病害虫に弱い体質になり、また天候不順で吸収したチッソを消化しきれない場合も同様に病害虫が多発する。
 反対に、収穫間近や干ばつ等で発生する病気は養分不足で罹患する。

○同じ原因の病気に対処の違いは何故だ

▼栄養失調で病気になった人やペットの場合、栄養摂取なくして薬だけで治ると言う人は皆無でしょう。
▼植物の場合は同じ栄養失調で病気になったのに、薬、くすり、クスリと農薬散布のみで養分摂取を促す指導も発想さえも無いのは何故だ?


○環境に矮化して適応する植物

○ツワブキの話
 ツワブキは肥料を多く与えると茎の太さは直径2センチ、背丈50センチ以上の大きさに成りますが、毎年生育条件を過酷にすると、茎の太さは爪楊枝ぐらいの直径2ミリ、背丈5センチ以下まで矮化して子孫を残し続けます。
矮化したツワブキも、環境を良くすると大きく成長します。矮化状態を永年続け遺伝子が固定すると新品種に進化するのでしょう。



○竹
 竹の場合もツワブキ同様に、直径15センチ、背丈15メートル以上になる孟宗竹も、乾燥した養分の少ない場所で生存するため人の指程の太さに矮化して生き続けます。
当然、環境を良くすると大きく成長します。


○究極の矮化法 盆栽
 松の木は自然では20m以上の樹高になりますが、何百年の樹齢なのに40~50㎝の松の木もあります。これこそまさしく、究極の矮化法 盆栽です。
 古い庭園の庭師さんは園の樹木を大きくさせないのが技術です。

○果樹の矮化低木仕立て
 果樹も当然環境に適応して矮化します、果樹の高所作業で転落して多くの方が怪我や死亡された事を聞き、農業は命掛けで行うものではなく、危険で作業性の悪い大木仕立てから、若木の栄養生長が強い時期の仕立て方で密植矮化低木仕立てにして早期結実させ、植物生理に叶った施肥をする事で大玉に育て収益をあげる事が出来る。 (鉢植えでもサクランボは施肥によりL、2L、品種により3L、4Lで糖度20度以上)

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