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果樹栽培で?なぜ?何故?の疑問はありませんか

サクランボ栽培には肥沃な土地は向かない?

 果樹の指導書によると、ほとんどが排水が良く、肥沃な土地が良いと書いてあります。肥沃すぎる事による失敗や対策について記したのが有りません。私の説は01年6月号の趣味の園芸に掲載して頂きましたが、肥沃な土地では、上に伸びようとする性質が強い果樹ほど、樹勢を抑制する技術が無ければ失敗します。

▽排水が良い土地は扇状地等で、肥料の流亡が多い事を意味し、元々は痩せ地のはずです。
▽排水が良い土地や特に開墾地では、堆厩肥の投入は当然で施肥量も多くする必要があります。
▽積雪地帯の融けた水は、地下に浸透し肥料の流亡多が多い事を念頭に施肥が必要です。
▽肥沃な土地で堆厩肥や施肥して植え付けると、初期成育は良いが樹勢が付き過ぎの弊害で、抑制技術が無いと天除け施設からはみ出す事に成りかねません。
▽先人達が開発した色々の技術、剪定、誘引、摘心、捻枝、環状剥皮、断根等々は全て、樹勢の抑制技術であり、特定果樹の専用技術ではなく共通の手法です。

▽水平に枝を誘引する目的は作業性だけではありません?
 梨やリンゴの枝を水平に誘引するのは、日当たりや作業性以外に、上に伸びようとする性質の分散(頂部優勢の分散)との重要な認識が無いために、同じ地域なのに他の果樹は誘引しないで、樹が大きくなりり過ぎて伐採する場合もあると聞きます。
 頂部優勢の強い果樹ほど誘引無くして成功はありません。植物生理に適った処置方法は全ての植物に応用できます。

 

養分過剰と養分不足の生理落果

 樹の養分過剰と不足との相反する要因で生理落果する。しかし 真の原因は1つです。幼果での落果と、収穫近くの落果は誘因が違います。当然、生理落果の予測方法も処置方法も違います。作物は必ずサインを出しています。植物生理を理解し、視点と思考回路変え考えて下さい。
 
 生理落果は止まります。 桃、プルーン、スモモ、の幼果時の強樹勢による生理落果は簡単に止まります。花咲爺さんならぬ、実のらせ爺さんになれなすよ。
幼木や強樹勢によるプルーンの生理落果は簡単に止まります。
スモモの1年生苗を3月に地植えし、翌年に実らせるました。
スモモ李王の一年生苗を3月に鉢植えし、翌年に実らせました。
10号鉢で3L~4Lの大玉5個を2年目の樹に実らせました。
1年生苗に1年後、2年後に実らせる事も出来ます。

 既存の常識ではなし得ない事も、植物生理を理解すると、何ら不思議でも、信じられない事でもありません。当然の結果です。

サクランボの幼果より肥大しないのは本当に受精してないのが原因か

3通りの生理落果
(1) 樹勢の強過ぎに起因する生理落果
 若木やチッソ肥料が過ぎて樹勢が強い生理落果
 樹勢が強過ぎると花芽も付かない

 コルト台木のサクランボは根の発生が多いため樹勢が旺盛になる傾向が強く、生理落果を防止する事ができない栽培農家も多い。樹勢抑制技術があると優れた台木で、当会推奨台木です (コルト台苗のご注文は当会へ)

 強樹勢で結実不安定場合、すぐに実ららせる方法が有ります。

(2) 正常な生理落果
 体力に見合う量を残し残りを落とす生理落果
 樹勢強いと多く落とし、樹勢が弱いと多く実を付ける
 春先、開花期の気温特に夜間温度が高いと生理落果が多い。

(3) 途中で養分不足による生理落果
 養分不足になると樹は身を守ることを優先させるために起きる生理落果
 テストで鉢植えサクランボを、実が5~6㎜の頃に植え替えしたら、死ぬか助かるかの状態になり全て落果した。
 長雨や、曇天が続くと葉での光合成が減り、根の活動鈍ります。実に充分な養分の供給が出来ないと生理落果します。

 
○ なぜ死に花を咲かす
樹が弱り枯死前年に異常に花が咲き異常に実を付け枯死するのを見たこと有りませんか?
樹は弱ると生きている内に子孫を残そうとする、生殖成長が強くなります。

身体を作ろうとする栄養成長と、子孫を残そうとする生殖成長のバランスで生理落果するのです。

 あるサクランボ生産農家から、「5mm位の実が肥大せず落果するのは本当に受精していないのが原因なので、コマメバチの導入や貯蔵花粉等に費用と労力をかけたり、本当に受精させようと幾度も授粉作業を行うという話を聞きました。私が知る限りでは、サクランボ生産の指導層にあたる方々までも、落果するのは本当に受精してないせいであるとの説が支配しているようです。

 受精してなくて、本当にここまで大きくなるでしょうか。
 肥大せず落果するのは、身体を作ろうとする栄養成長に、子孫を残そうとする生殖成長が負けておきる、生理落果なのです。ですから、樹勢が強いと、寒い北海道でも九州でもほとんど落果します。

右の写真の、上の列は、ツヤがある実を割ってみたものです。中には白い核に成る部分と、透明のゼリー状の実の元がすべてに入っています。

中の列は、ツヤがなくなった実を割ってみたものです。少し小さくなって白い核とゼリーが残っています。実の艶がかくなると必ず落果します。

下の列は、落ちた実を割ってみたものです。茶色になった核の皮しか残っていません。これだけ見ると、確かに受精してないと判断してしまいそうです。

 下記の実験を行えば、「本当に受精してない」のではなく「生理落果」であるということを、納得していただけると思います。

○樹の半分だけ実らせ、残りの半分を生理落果させる。

反対に、任意の枝だけ花芽を付け、結実させる事もできます。

○サクランボの実が10㎜以上の安定期以降に落果させる2つの方法。

(1)栄養成長を促進させるため、尿素の500倍の葉面散布を数回行う。
(2)地表の細根を切り体力を落とす。→一部生理落果する。
(3)鉢植えを植え替えると体力を落とすと、生き残るために、すべて生理落果する。

○毎年実る樹を生理落果させる。

 大量のチッソ肥料の施肥と尿素の500倍葉面散布数回で栄養成長を促進させほとんど生理落果するのは明白です。
プルーン、プラム、桃等の果樹でも当然同じように生理落果する。


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